商品説明
【基本情報】
■タイトル:アナザーコード:R 記憶の扉
■機種:ウィーソフト(WiiGame)
■発売日:2009/02/05
■メーカー品番:RVL-P-RNOJ
■JAN/EAN:4902370517668
■メーカー:任天堂
■ジャンル:アドベンチャー
■対象年齢:CERO A 全年齢対象
■プレイ人数:1人
【商品説明】
■突然甦る思い出、謎めく亡き母の記憶。
1994年2月25日、アシュレイの3才の誕生日の夜、科学者だった母親のサヨコは「アナザー」と呼ばれる記憶制御装置の開発の犠牲になって、アシュレイの目の前で殺されてしまう。
サヨコの死後、父親のリチャードは幼いアシュレイを妹のジェシカに預け、妻サヨコが残したアナザーの論文とともにブラッド・エドワード島という無人島に渡り、ひとりでアナザーの開発を開始する。
11年後の2005年、アシュレイは死んだと思っていたリチャードから手紙を受け取り、14才の誕生日の前日ジェシカとともにブラッド・エドワード島へと向かう。
そしてそこで生前の記憶を失くしたゴーストの少年ディーと出会い、ディーの記憶を蘇らせながらリチャードを捜して再会を果たし、サヨコの死とアナザーの開発にまつわる真実を知る。
それから2年、2007年8月のある日――
◇プロローグ
不機嫌な顔をして帰ってきたアシュレイは玄関のドアをわざと大きな音を立てて閉めると、リビングには顔を出さずにすぐに自分の部屋に閉じこもった。
「アシュレイ、帰ってきたのね」
ベッドの上に寝転んでいたアシュレイに、ドアの向こうからジェシカが声をかけた。
「ねえリチャードから誘われたキャンプ、どうするの~」
ジェシカの問いかけに、アシュレイは返事をしなかった。
「…わかったわ。用事があるから行けないって伝えておくわね」
ドアの向こうに小さなため息を残しながらジェシカが去ったことがわかると、アシュレイはベッドから起き上って壁際のギターを抱えて、それをポロンとかき鳴らすとぽつりとつぶやいた。
「パパなんて…大嫌いだ」
ぼんやりと宙を見つめ、アシュレイはリチャードがブラッド・エドワード島から帰るとき、船の中で言った言葉を思い出していた。
「パパは取り戻したいんだ、おまえと過ごすことができなかった長い時間を。だからもう研究なんかしない、これからはずっと一緒だ」
でもそれから2年後、その言葉はやっぱり嘘になった。
アシュレイの元に帰ってきたリチャードはジェシカの紹介で近くの大学の講師になったが、1年も経たないうちにまた研究の現場に戻りたいといい出し、家からバスで4時間も掛かるジュリエット・レイクという湖の側にある「JCヴァレー」という研究所で働き始めた。
「週末には、必ず帰ってくるから」
そう言い残して家を出たリチャードだったが、JCヴァレーに行ってしまうと研究室にこもる生活にもどってしまったのか、次第に帰ってこない日が続き、アシュレイはもう半年も父親の顔を見ていなかった。
そのリチャードから2日前、アシュレイに小包が届いた。その中にはDASと呼ばれる小型の機械とファミリーキャンプの招待状が入っていた。
アシュレイがリビングに顔を出したのは、もうあたりが暗くなってからだった。
「お腹すいたでしょう~ 晩御飯、もう少しで出来るからね」
自分の足音に気づいたジェシカがキッチンから声をかけてきたとたん、アシュレイはなぜだか胸につかえていたものが一度に溢れてきて、突然涙が出そうになった。
でも、そのことを知られたくなくて立ち止まって下を向いていると、ジェシカの柔らかな手がアシュレイの肩を包んだ。
「アシュレイ、ジュリエット・レイクに行ってらっしゃい」
「…ジェシカ」
「パパの職場のファミリーキャンプになんてあなたが行きたくないこと、わかってるわ。でも、今のあなたには、パパに会うことが必要よ。パパに会ってあなたが今思っていること、全部話してきて」
「でも…」
「だいじょうぶよ、アシュレイ。パパは、あなたを待っているわ」
アシュレイはジェシカの言葉に、幼い子供のようにこくんと素直にうなずいた。
■権利表記:©2009 Nintendo Developed by CING
■タイトル:アナザーコード:R 記憶の扉
■機種:ウィーソフト(WiiGame)
■発売日:2009/02/05
■メーカー品番:RVL-P-RNOJ
■JAN/EAN:4902370517668
■メーカー:任天堂
■ジャンル:アドベンチャー
■対象年齢:CERO A 全年齢対象
■プレイ人数:1人
【商品説明】
■突然甦る思い出、謎めく亡き母の記憶。
1994年2月25日、アシュレイの3才の誕生日の夜、科学者だった母親のサヨコは「アナザー」と呼ばれる記憶制御装置の開発の犠牲になって、アシュレイの目の前で殺されてしまう。
サヨコの死後、父親のリチャードは幼いアシュレイを妹のジェシカに預け、妻サヨコが残したアナザーの論文とともにブラッド・エドワード島という無人島に渡り、ひとりでアナザーの開発を開始する。
11年後の2005年、アシュレイは死んだと思っていたリチャードから手紙を受け取り、14才の誕生日の前日ジェシカとともにブラッド・エドワード島へと向かう。
そしてそこで生前の記憶を失くしたゴーストの少年ディーと出会い、ディーの記憶を蘇らせながらリチャードを捜して再会を果たし、サヨコの死とアナザーの開発にまつわる真実を知る。
それから2年、2007年8月のある日――
◇プロローグ
不機嫌な顔をして帰ってきたアシュレイは玄関のドアをわざと大きな音を立てて閉めると、リビングには顔を出さずにすぐに自分の部屋に閉じこもった。
「アシュレイ、帰ってきたのね」
ベッドの上に寝転んでいたアシュレイに、ドアの向こうからジェシカが声をかけた。
「ねえリチャードから誘われたキャンプ、どうするの~」
ジェシカの問いかけに、アシュレイは返事をしなかった。
「…わかったわ。用事があるから行けないって伝えておくわね」
ドアの向こうに小さなため息を残しながらジェシカが去ったことがわかると、アシュレイはベッドから起き上って壁際のギターを抱えて、それをポロンとかき鳴らすとぽつりとつぶやいた。
「パパなんて…大嫌いだ」
ぼんやりと宙を見つめ、アシュレイはリチャードがブラッド・エドワード島から帰るとき、船の中で言った言葉を思い出していた。
「パパは取り戻したいんだ、おまえと過ごすことができなかった長い時間を。だからもう研究なんかしない、これからはずっと一緒だ」
でもそれから2年後、その言葉はやっぱり嘘になった。
アシュレイの元に帰ってきたリチャードはジェシカの紹介で近くの大学の講師になったが、1年も経たないうちにまた研究の現場に戻りたいといい出し、家からバスで4時間も掛かるジュリエット・レイクという湖の側にある「JCヴァレー」という研究所で働き始めた。
「週末には、必ず帰ってくるから」
そう言い残して家を出たリチャードだったが、JCヴァレーに行ってしまうと研究室にこもる生活にもどってしまったのか、次第に帰ってこない日が続き、アシュレイはもう半年も父親の顔を見ていなかった。
そのリチャードから2日前、アシュレイに小包が届いた。その中にはDASと呼ばれる小型の機械とファミリーキャンプの招待状が入っていた。
アシュレイがリビングに顔を出したのは、もうあたりが暗くなってからだった。
「お腹すいたでしょう~ 晩御飯、もう少しで出来るからね」
自分の足音に気づいたジェシカがキッチンから声をかけてきたとたん、アシュレイはなぜだか胸につかえていたものが一度に溢れてきて、突然涙が出そうになった。
でも、そのことを知られたくなくて立ち止まって下を向いていると、ジェシカの柔らかな手がアシュレイの肩を包んだ。
「アシュレイ、ジュリエット・レイクに行ってらっしゃい」
「…ジェシカ」
「パパの職場のファミリーキャンプになんてあなたが行きたくないこと、わかってるわ。でも、今のあなたには、パパに会うことが必要よ。パパに会ってあなたが今思っていること、全部話してきて」
「でも…」
「だいじょうぶよ、アシュレイ。パパは、あなたを待っているわ」
アシュレイはジェシカの言葉に、幼い子供のようにこくんと素直にうなずいた。
■権利表記:©2009 Nintendo Developed by CING